茨城県警土浦署は1日、同県土浦市の駅で人を殺すと110番して駅などの業務を妨げたとして、業務妨害の疑いで同県龍ケ崎市緑町、会社員近藤洋平容疑者(27)を逮捕した。「面白くないことがあって、むしゃくしゃしてやった」と容疑を認めているという。
土浦市の荒川沖駅の改札付近で3月、8人が刃物で襲われる事件が発生。県警は制服警察官を配置しなかったり、駅の利用者や近隣住民に十分に注意を促さないなど対応に問題を残した。
このため今回、110番があった5月1日未明から近藤容疑者を任意同行する同日午前9時ごろまで、制服警察官20数人を含め約30人を荒川沖駅などに配置した上、利用者に「不審者に気を付けて下さい」と注意を呼びかけた。