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2008年04月26日(土) 17時01分

ケーサツウゼー…アキバ尻出しグラドルの開脚事情夕刊フジ

 東京・秋葉原といえば日本一の電気街というより、今やオタク文化を発信する街に変貌している。一部の傍若無人なオタクの振る舞いに、顔をしかめる古くからの住人や利用者も少なくない。そんなアキバで、「パンツ見せ開脚」なる過激なパフォーマンスを繰り返したグラドルが逮捕された。変質したアキバの申し子なのか。

 ここ数年、日曜日の秋葉原は、コスプレの女性が素人カメラマンたちに取り囲まれる即席撮影会が頻発したり、ギターの若者らが歌うなど、オタクのパフォーマンス天国となっていた。

 なかでも、25日に東京都迷惑防止条例違反の疑いで逮捕されたグラドルの沢本あすか容疑者(30)のパフォーマンスは、過激さを売り物にしていた。

 自身が主催するセクシーバンド「モンロービッチ」のボーカルでもある沢本容疑者は、昨夏からゲリラ的に“路上ライブ&撮影会”を開催。ガードレールの上に立ち、電柱につかまり片足を高く上げ、パンツを丸見えにするパフォーマンスには、100人単位の素人カメラマンらが群がった。

 沢本容疑者の狙いは、室内での有料ライブなどを告知する宣伝活動。自身のブログで「ビラ配りの効力ってけっこうあるもんだね!」と喜んでいた。

 沢本容疑者はCDや多数のセクシーDVD、デジタル写真集など発売していたほか、都内の写真スタジオに有料で素人カメラマンを集めて撮影会も行い、終了後には撮影時に着ていた水着やブラジャー、パンツを2000−3000円で売る即売会まで行っていた。

 人気も上昇中だった沢本容疑者だが、路上での活動は警察とのイタチごっことなっていた。ブログで警察の注意は≪ウゼー≫と反発し、≪路上はケーサツがいるからゆっくりPRできないし、落ちつかない≫と書いていた。ただ、反対にライブハウスなど≪箱は警察こないからのびのびやりたい放題≫とも書き、警察の取締りを逆手にライブの宣伝にも活用していた。

 警察の堪忍袋の緒も切れたようで、万世橋署では「ホコ天は本来、安心できるところなのに最近は問題行為が増え、本来のホコ天ではなくなってきている。指導してもダメなもの、法律に触れるものに関しては検挙に踏み切るしかない」と逮捕に至った。


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