2008年04月25日(金) 11時51分
韓流俳優ファンは、楽しいけど忙しい!(オーマイニュース)
烏賀陽弘道氏の新連載コラム第1回「
日本人女性が韓国ドラマにはまるワケ〜新連載・ウガヤ式エンタメ読解術 」を読み、「面白い!」と思いました。次回以降がとても楽しみですが、今回烏賀陽氏が日本人女性として挙げている方は大学教員。次回以降も非常に楽しみですが、烏賀陽氏が普通の主婦について書かれることはあるまいと思い、無収入、あるいは低収入で夫に依存している、普通の主婦を代表して、韓国ドラマにはまったわけを書いてみようと思いました。
「冬ソナ」ブームで韓国ドラマにはまった私の友人のほとんどは、それまではビーズでのアクセサリー作りに凝っていました。浅草橋の「KIWA」という店に、スワロフスキーなどのビーズを買いに行き、指輪やネックレスをせっせと作っていました。私もずいぶん作ってもらったものです。それが、いつのころからか、友人たちの足が浅草橋ではなく、新大久保に向くようになっていったのです。
「最近、ビーズの作品作ってないの?」
「最近、ドラマを見るのに忙しくて、ビーズをやる暇がないのよ。」
まだ、「冬ソナ」がNHKのBSで放送されていたころでしょうか。その当時、私はまったく韓国ドラマに興味がなかったのですが、友人たちとの会話に加わるために何度か「冬ソナ」も見てみました。しかし、私は吹き替えが苦手なので、見る気になれませんでした。「冬ソナ」をちゃんと見たのは、吹き替え版が何度も再放送された後、字幕で放送されたときです。
そんな私までもがなぜ韓国ドラマにはまってしまったのでしょうか。
例によって友人たちの韓国人俳優やドラマの話を聞いているときに、あるドラマのストーリーがとても気にかかってしまったのです。
「それ、面白そう! 見てみたい!」
「でしょ。ビデオ貸してあげるよ」
早速見てみると、映像が美しく、俳優もすてきで、すっかりはまってしまったのです。今から4年前のことです。そのころは、すでにさまざまな韓国ドラマや映画が見られる状況でした。ですから、どんな人でもお好みの俳優、お好みのドラマを見つけ、誰でも俳優の誰かにはまることができました。
いざ、韓国ドラマにはまり、韓国人俳優のファンになってみるとその楽しくて忙しいこと!
友人たちと一緒に映画、コンサート、イベントに行ったりするのも、ドキドキワクワクですし、韓国語も勉強しないといけません。好きな俳優のサイトを見るためインターネットも駆使しないといけないし……。
そうなんです。韓流(はんりゅう)ブームには韓国語とインターネットというお勉強が付いて来たのです。
「ドラマを見てるのは韓国語の勉強のため」
「インターネットも、以前は、ランチをするレストランの検索などでしか使ってなかったけれど、おかげでいろいろできるようになった」
家族にも自分にも言いわけできる大義名分がついてきたのです。
ブログやSNSの広がりと、韓流ブームはほぼ同時期に起こったため、韓流ブームによって、パソコンの初歩の操作だけでもできるようになったのは大きなことでした。
韓国語の方はまったく上達しませんが、毎朝NHKラジオの語学放送を聞いて、がんばっています。
友人たちを見ていて思うのは、ビーズをいじることでは得られなかった類の充実感が、韓流ブームにはあったのだと思います。私自身のことを考えてみても、韓流ブームがなければ、オーマイニュースというインターネット新聞が韓国にあることも知らず、したがって、日本のオーマイニュースの市民記者になることもなかったでしょう。というわけで、私の韓流ブームはまだ続いています。
(記者:松山 紀子)
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