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2008年04月25日(金) 21時01分

松下子会社「偽装請負」認定=内部告発で解雇、男性の地位認める−大阪高裁時事通信

 松下電器産業の子会社「松下プラズマディスプレイ」(大阪府茨木市)に派遣され働いていた男性が、内部告発を理由に不当解雇されたとして地位確認や慰謝料などを求めた訴訟の控訴審判決が25日、大阪高裁であった。若林諒裁判長は、雇用形態が業務請負の形を取りながら実際は受け入れ先企業の指示で働かせる「偽装請負」だったと認定した。
 その上で、隔離職場で働かされたことへの慰謝料45万円の支払いのみを命じた一審判決を変更。松下プラズマと男性の直接の雇用関係が成立するとして地位を認め、未払い賃金など計約692万円の支払いを命じた。 

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