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2008年04月24日(木) 11時04分

<硫化水素ガス>連日の自殺…家族や近隣住民の巻き添え増加毎日新聞

 硫化水素によるとみられる自殺は今月に入ってから全国で連日のように発生。若者を中心に広がっている。家族や近隣住民が巻き添えになるケースも増加。市販洗剤などを混合してガスを生成する手法はインターネットの自殺サイトに掲載されており、ネットが危険な自殺手段を誘発している。

 人は、硫化水素濃度800〜1000ppmで数回の呼吸で即死する。卵の腐ったような臭いがするが、高濃度になると無臭になる。神奈川県秦野市では昨年7月、自殺男性のほか家族2人が死亡。兵庫県西宮市では今月、自殺男性のアパートの住人が救急車で病院に搬送される騒ぎになった。

 相次ぐ自殺を受け、京都府警は府内に事業所を持つプロバイダーに硫化水素の生成方法を記載したホームページの削除を検討するよう依頼している。【小林慎】

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