24日午後5時55分ごろ、京都市中京区堀川通姉小路東入の時間貸し駐車場で、通行人から「乗用車の中にいる男性の様子がおかしい」と110番通報があった。運転席にいた男性は搬送先の病院で死亡が確認された。助手席に「開けるな、危険な硫化水素発生中」と書かれた紙が置いてあり、五条署は男性が車内で硫化水素を発生させ、自殺を図ったとみている。
調べでは、死亡したのは京都市内の40代男性とみられ、車内から容器に入った薬品のような物が見つかった。自殺を図ってから時間がたっているとみられ、有毒ガスは検出されなかった。現場は二条城のそばで、住宅や店舗の密集地。同署は現場付近の姉小路通を一時通行止めにし、消防が「戸外に出ないように」と住民に呼びかけた。