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2008年04月24日(木) 17時09分

「ロス疑惑」初審理産経新聞

 1982年のロス銃撃事件で、サイパンで逮捕され拘置中の元会社社長、三浦和義容疑者(60)=日本で無罪確定=が申し立てた逮捕状無効確認請求の初審理が23日、ロサンゼルス郡地裁で開かれた。検察側は「いかなる弁護の議論も、まずは本人の罪状認否が先に行われなければならない規定がある」として、請求の却下を主張した。一方、弁護側は「一度外国で罪に問われた被告は、いかなる二重の訴追手続きからも保護される」と「一事不再理」の規定を主張した。郡地裁は検察側に反論を準備するよう求め、次回期日を5月9日に指定して閉廷した。(ロサンゼルス 松尾理也)


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