2008年04月23日(水) 12時00分
圧搾空気で走る、無公害のモペッド(WIRED VISION)
Jem Stansfield氏のモペッド(自転車にエンジンを付けたもの)は、タンクに詰めた圧搾空気を使って1対のロータリーエンジンを動かし、チェーンで後輪を駆動する仕組みになっている。
この圧縮空気はダイバーや消防士が使うのと同じものなので、実際のところ、エンジンからの排気は普通の都市の空気よりもきれいだと、Stansfield氏は言う。
最高速度は時速29キロだ。タンクの再充填もすぐできる。タンクを一杯にした圧搾空気で走れる距離はわずか11キロメートル程度なので、このことは重要だ。[Motorcycle News記事によると、再充填は大型タンクから行ない、数秒で完了するという。]
[オーストリアのメーカーの]モペッド『Puch』をベースにしたStansfield氏の乗り物が、短い距離の移動に重宝しそうだということはすぐにわかる。Stansfield氏自身は「バイクでの宅配」に使うことを提案している。
Motorcycle Newsの『空気で動くスクーターで都心の空気をきれいに』を参考にした。
[圧縮空気と電気を使うハイブリッド「エアカー」技術を、インドのTata社がライセンス取得したことについての過去記事はこちら]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080423-00000002-wvn-sci