2008年04月23日(水) 12時00分
超ディープな児童向け学習誌!『週刊しゃかぽん』って何だ?(R25)
「トンデモなくディープな児童向け学習誌がある!」と、副編集長Oが編集部に持ち込んだ朝日新聞社発行の『週刊しゃかぽん』なる雑誌。表紙にはキュートなキャラが描かれ、なるほど児童誌然とした佇まいである。だが、見出しに目を向けると何やら刺激的な文字が並んでいる。ちょっと抜粋してみよう。
「人間はどうして戦争をするの?」「新聞もウソをつくってホント?」「子どもも逮捕されるの?」「フリーターやニートになると楽チンなの?」「『インディアンウソつかない』ってホント?」…大人向けの雑誌でも解説が難しい本質的かつ深遠なテーマである。しかも、小学生でも理解しやすいよう平易に、といって決してごまかすことなく正面から社会問題を扱っている。大人も思わずうなる内容なのだ。この編集姿勢は本誌も参考にせねばと、週刊しゃかぽん編集部を直撃してみた。
「創刊時は、お受験に役立たせたいという動機もあったんです。それに、社会科はすべての科目の基礎になるという意識があったので、しっかり伝えていきたかった。ただ、最近は『レゲエってなあに?』みたいな趣味まるだしの記事もやってましたけど(笑)」(週刊しゃかぽん編集部)
はははは。読者の反応はどうでした?
「やっぱりマニアックな子どもたちが残ったなあという感じです。最後まで読んでくれた子は相当ファンみたいで。どうして終わっちゃうんですかって」(同)
ガーン! 終わっちゃうんですか?
「ええ。最初から1年間で終わる予定だったんです。ただ、今でもバックナンバーは購入できますし、4月に『週刊かがくるアドベンチャー』を創刊しました。これは理科も扱いますが『週刊しゃかぽん』の後継誌といってもいいですね。歴史や環境問題にも触れていきます」(同)
『週刊かがくるアドベンチャー』は養老孟司氏を総監修に迎え、楽しくもハイブロウなテーマに取り組んでいる。書店でみかけたら大人も要チェックだ!
(R25編集部)
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※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです
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