2008年04月23日(水) 10時37分
落書き防止には「バカにする」ことが有効?(オーマイニュース)
20日早朝、長野・善光寺の国宝本堂に落書きがあるのが発見され、大きく報道されました。これはおそらく、五輪の聖火リレー騒動で連日報道され、話題となり目立ったためでしょう。そこに心無い人間が目をつけ、落書きしたと思われます。
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もちろん、チベットの件で中国に対する抗議が理由かも知れませんが、善光寺に何をしても中国に対する抗議にはなりませんし、まったくのお門違い。犯人が捕まり、そのようなことを言ったとしても、それを盾にした自分のうさ晴らしや目立ちたい、悪ぶりたいための犯行に違いありません。
腹立たしいことですが、一連のニュースを見て犯人はほくそ笑んでいるでしょう。あるいはワル仲間に「おれがやったんだ」と自慢しているかも知れません。当然、事件に対してマスコミは批判しますが、「怒り」や「嘆き」では犯人はこたえません。むしろそれは、犯人の思うつぼです。
では、どうすればよいかと言うと、「バカにする」のが一番だと考えます。だいぶ前から、暴走族を「珍走団」と呼ぼうという行動が起こっています。暴走族という、怖い、恐ろしいというのが、一部の人間には「かっこいい」ととらえられ、怖がることで優越感を与え、暴走行為、組織が無くならないと考えたからです。
そこで「珍走団」と呼び、「バカなことなんだ」「恥ずかしいことなんだ」と思わせることにしたのです。落書きにもこれが当てはまります。「迷惑だ!」「悔しい!」と怒るよりも、「バカバカしい」「くだらない」「カッコわるい」「ダサイ」と、バカにするのはいかがでしょうか。
(記者:白石 竜次)
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