2008年04月21日(月) 11時01分
時代に逆行する「引き出物カタログ」(オーマイニュース)
現在世界中で大きな問題になっている地球温暖化問題。各国政府から一般市民に至るまで、自分たちの子孫に美しい地球を残すため、温暖化防止に力を注いでいる。
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政府レベルでは先進各国がそれぞれCO2の削減目標を決め、政府が率先して啓蒙(けいもう)活動を行っている。一般市民も自分たちにできる小さなことからCO2の削減に協力しようと努めている。
わが家でもゴミはきちんと分別し、はがき大以上の紙は資源ゴミとして出す。リサイクルプラスチックはきれいに洗ってリサイクルプラの日に出す。スーパーではビニール袋はもらわず、自分のショッピングかごを持参する。お箸(はし)もマイ箸をバッグに入れ、レストランやコンビニのお弁当に使用している。
■大げさ過ぎる引き出物カタログ
そんな時代にこんな無駄なことをしている企業があるのかと、目を疑った。先日娘が出席した結婚式の引き出物にはいっていた商品カタログである。
そのカタログはきれいに刺しゅうを施された布表紙の、分厚いアルバムのように見えた。中には160枚の絵はがき大のきれいに印刷された商品のカタログが見開き1ページに4枚ずつ入れられている。
その中からたったひとつの商品を選ぶのだが、ここまでカタログを立派なものにする必要があるのだろうか? 最近では写真はデジカメで撮り、パソコンの中に保存する家庭が多いと思う。娘も「こんなアルバムいらない」と言ってゴミ箱に入れようとした。
「あ!! もったいないじゃない!」と思わず口にした私だが、かといって何に使えるだろうか? 一応すべての絵はがき大のカードを抜き出した。これだけでもかなりの量だ。これは使いようがないから捨てざるをえない。しかし残ったアルバムは、いったいどうすればいいのだろう? 捨てるにはもったいないし……。今のところ目的もなく、そのまま放置されている。
企業のみなさま。このカタログを作成するのに、どれほどの労力と資源が費やされたのでしょうか? どうぞ小さなところからでも地球温暖化を食い止める努力をよろしくお願いします。
(記者:浜井 道子)
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