【上海=西村大輔】仏上院のポンスレ議長は21日、上海を訪れ、パリの聖火リレーで抗議者からトーチを守ったとして有名になった金晶さん(27)に会った。ポンスレ議長は「中国人民が傷ついたことを理解する。私も抗議者らを強烈に非難する」として、フランスに招待するとのサルコジ仏大統領の手紙を読み上げ、金さんに手渡した。中国全土に広がった反仏運動を沈静化させる狙いとみられる。
9歳で悪性腫瘍(しゅよう)のため右足を切断した金さんは7日の聖火リレーに車いすで出場。次々と飛び出す抗議者たちからトーチを守った姿が感動を呼び、「民族英雄」と称賛されている。 アサヒ・コムトップへ
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