【バンコク＝山本大輔】北京五輪の聖火リレーが１９日、バンコクを走り抜けた。華僑が多く住み、中国の影響力も強い東南アジア地域では最初の通過国。リレーのルートとなった国連ビル前ではチベットの独立を求めるチベット人ら約１００人と、「一つの中国」を訴える中国人留学生ら約３００人が道を挟んで非難合戦となり、一時は緊張したが、警察が介入し大きな混乱にはならなかった。
中華街から出発し、政府施設が集中するバンコク中心部を抜け、プミポン国王が滞在するチットラダー宮殿を回ってゴールする１０．５キロを走った８０人のうち５０人が中国系タイ人。大きな中国国旗を持った北京五輪支持者が聖火走者に伴走するなど、中国色の強いリレーとなった。 アサヒ・コムトップへ
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