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2008年04月19日(土) 02時31分

<守屋前次官>収賄認める意向…21日に初公判毎日新聞

 防衛装備品納入を巡る汚職事件で、収賄罪と議院証言法違反(偽証)に問われた前防衛事務次官、守屋武昌被告(63)が、21日に東京地裁で開かれる初公判で起訴事実を認める意向を固めたことが分かった。

 21日は、贈賄側の防衛専門商社「山田洋行」元専務、宮崎元伸被告(69)ら元幹部3人の初公判も併せて行われ、検察側が冒頭陳述で守屋前次官と同社の癒着ぶりなどを明らかにするとみられる。

 守屋前次官はこれまで東京地検特捜部の調べに「元専務が有利な取り計らいを受けたいと期待していることは認識していた」などと供述。宮崎元専務から繰り返し受けていたゴルフ接待や、家族名義の口座に振り込ませた現金のわいろ性を認めていた。関係者によると、公判でも同様の主張をするとみられる。

 起訴状によると、守屋前次官は装備品調達で山田洋行に便宜を図る見返りに、宮崎元専務から(1)03〜06年、計約389万円相当のゴルフ旅行接待を受けた(2)04〜06年、計約364万円の現金を家族名義の口座に受け取った(3)03〜07年、計約497万円相当の日帰りゴルフ接待を受けた(収賄罪)。また、07年10、11月に国会の証人喚問で「日帰りゴルフのプレー代を毎回1万円支払った」「娘の留学費用は自分が負担した」と虚偽の証言をした(議院証言法違反)。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080419-00000010-mai-soci