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2008年04月17日(木) 14時01分

暫定税率:失効 ガソリン買いだめやめて!! 各地の消防、協力呼びかけ /兵庫毎日新聞

 ◇「貯蔵は非常に危険」
 三田市消防本部は、暫定税率の失効で値下がりしたガソリンが再度値上がりすることを懸念した「買いだめ」が予想されるとして、市内のガソリンスタンドに買いだめ防止への協力を呼びかける活動を始めた。尼崎市や西宮市などでも近く消防庁作成のパンフレットを配布する。安易な買いだめは重大事故を招く可能性があり、注意が必要だ。
 政府・与党にはガソリンの暫定税率の復活を含む租税特別措置法改正案の再可決を目指す動きがあり、成立すれば税率が戻り、再び値上がりする可能性がある。こうしたことから、安値のうちに買いだめしようとする消費者が増えると予測されている。
 だが、三田市消防本部によると、ガソリンは氷点下40度でも気化し、気化したガソリンは常温でも静電気などで引火しやすい。いったん火がつくと爆破的に延焼するといい「設備のない一般消費者が貯蔵するのは非常に危険」という。ガソリン貯蔵は少量でも専用容器の使用が義務付けられ、多量(40リットル以上)に貯蔵する場合は法令上の届け出や許可も必要だ。また、専用容器であってもセルフスタンドで客自らが容器に給油する行為は禁じられている。
 同市内のセルフスタンドには消防本部予防課の署員が訪れ、注意を促すポスターを配布した。ポスターを張ったセルフスタンドの登木正広所長(41)は「値戻りするとされる月末が要注意。農機具用のガソリンを買い求める人も増える事が予想され、注意を呼びかけたい」と話していた。【粟飯原浩】
〔阪神版〕

4月17日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080417-00000084-mailo-l28