日本労働弁護団は、セクハラの電話相談を無料で受け付ける「セクハラ被害ホットライン」を19日に実施する。被害女性が相談しやすいよう、応対する弁護士は女性に限定。月1回定例で続ける。
厚生労働省によると、各地の労働局に寄せられたセクハラに関する相談は2002年度には約7700件。増加傾向が続き、06年度は約1万1100件に上った。
弁護団は労働問題全般に関する電話相談を定期的に実施してきたが、セクハラの相談は少なかった。「弁護士の多くが男性で、相談しづらいのが原因の一つではないか」との声が出たという。
19日の相談時間は午前11時から午後3時、月1回の定例相談は毎月第2水曜日の午後3時から5時。相談は同弁護団、電話03(3251)5363まで。