2008年04月16日(水) 12時01分
ウイルスの「形」を視覚化する:画像ギャラリー(WIRED VISION)
たいていの人はスパムやウイルスを回避したいと考えている。マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボの大学院生Alex Dragulescu氏が、ネット上の厄介物をアートに紡ぐ理由は、まさにそこにある。
電子メールセキュリティ企業の米MessageLabs社が、毎日スキャンする300万件のメッセージから見つかる脅威の「視覚化」をDragulescu氏に依頼した。Dragulescu氏は、ウイルスやトロイの木馬などのソースコードに繰り返し出現するパターンを見つけるアルゴリズムを利用して、その結果をさらに視覚化アルゴリズムにかけた。
付け加えた操作は、色分けと、仮想のカメラ位置の設定と、照明効果だけだ。
このプロジェクトは、純粋なアートと情報の視覚化の間に位置している、とDargulescu氏は話す。[(2)はこちら。なお、MITによる、「電磁場を芸術的に視覚化するコンテスト」についての過去記事はこちら]
Alex Dragulescu氏
視覚化されたマルウェア・コードの大判プリントを展示しているサンフランシスコのギャラリー『Varnish Fine Art』でのAlex Dragulescu氏。
Photo: Jonathan Snyder/Wired.com
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080416-00000005-wvn-sci