中学高校の公式ホームページとは別に、生徒らが独自に立ち上げた「学校裏サイト」の実態調査を進めていた文部科学省は15日、報告書をまとめた。1−3月に確認できた裏サイトは3万8260で、87・6%が「2ちゃんねる」などの掲示板で特定の話題を扱った「スレッド」として立ち上げられていた。
調査はインターネット上で検索可能なサイトが対象。文科省は「いじめなどを誘発しているとされながら、まったく分からなかった実態が見えてきた。今後の対策に生かしたい」としている。
調査は、裏サイトを(1)特定の学校の生徒が対象の「特定学校型」(2)不特定多数が対象の「一般学校型」(3)掲示板の「スレッド型」(4)少人数の仲間対象の「グループ・ホームページ型」−に4分類。スレッド型が87・6%を占め、グループ・ホームページ型が5・1%、一般学校型が5・0%、特定学校型は2・2%だった。