松江市殿町の島根県庁で13日午後3時15分ごろ、軽乗用車が本庁舎1階の正面玄関わきのガラス壁面に突っ込んだ。運転していた同市内の男性(75)は病院に運ばれたが、すでに死亡していた。外傷がほとんどなく、事故直前にはあごが上がって前を見ていない様子が目撃されていることから、松江署は男性が運転中に何らかの病気で意識を失い、そのまま衝突したとみている。
調べでは、車はガラスを破ってソファや書棚が置いてある県民室の中を約8メートル進み、反対側のガラス壁面にぶつかって止まった。現場は県道から県庁の敷地を約120メートル西に進んだ場所。この日は閉庁日だったが、駐車場を市民に開放しているため、敷地内に自由に出入りできる状態だった。