大阪市中央区で12日に開かれた「水都再生シンポジウム」で、あいさつに立った平松邦夫・大阪市長が前日に発表された府の改革プロジェクトチーム(PT)の財政再建案に触れ、「『水と光の大阪』関係の予算が2割減っている。こんど橋下知事にお会いしたら異論を挟みたい」と語った。
大阪市中央区の大川左岸に3月末、八軒家浜が開港したことなどを受け、府と大阪市、経済界などでつくる「水都大阪2009」実行委員会は09年秋を中心に水都再生の大がかりなキャンペーンを計画。関係者によると、3者がそれぞれ08、09両年度で計3億円ずつを拠出し、「水と光の大阪」をめざすことになっていたという。
平松市長はあいさつで「橋下知事は八軒家浜の開港式で『水と光の大阪には圧倒的に力を入れる』と発言したばかり。大阪を元気づけるイベントには、じっくり取り組んでほしい」と注文をつけた。
橋下知事は副知事を代理に立ててシンポには出席しなかった。(林梓生) アサヒ・コムトップへ
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