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2008年04月12日(土) 00時00分

コレラ菌で5人食中毒…埼玉県騎西町読売新聞

5人も症状

 埼玉県は11日、騎西町道地の飲食店「お食事処 正三郎」で3月29、30日に刺し身やすしなどを食べた5人が、嘔吐(おうと)や腹痛などコレラ菌による食中毒を起こした、と発表した。このほか5人が同様の症状を訴えており、コレラ菌が原因とみられる。

 県によると、コレラ菌による食中毒は2002年7月に千葉県、9月に青森県でそれぞれ確認されて以来6年ぶりの発生。県加須(かぞ)保健所は同店を11日から3日間の営業停止にした。

 医療機関からの届け出を受け、県衛生研究所などで調べたところ、患者5人の便からコレラ菌が検出された。このうち2人と、同様の症状を訴えた1人の計3人が入院した。

 29、30の両日、同店で少なくとも男女56人が食事をしているが、症状を訴えた男女計10人(33〜86歳)以外の届け出はない。潜伏期間は1〜5日程度とされており、県は今後患者が増えることはないと見ている。

http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/20080412gr04.htm