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2008年04月12日(土) 12時01分

詐欺:ご用心 不審はがき相次ぐ 架空「国民財務センター」から /群馬毎日新聞

 実在しない「国民財務センター」を名乗り、裁判に訴えられたとして連絡を求める不審なはがきが届いたとの相談が、県消費生活センターに相次いでいる。新手の架空請求詐欺とみられ、同センターは「身に覚えがあっても絶対に連絡しないように」と注意を呼び掛けている。
 はがきの裏面には「民事裁判通達書」とあり「債権回収業者から起訴された。出廷拒否すると給料などを差し押さえられる」として詳細を伝えるための電話連絡を求めている。差出人の「国民財務センター」は実在せず、刑事裁判に使われる「起訴」を誤用するなど稚拙な表現が多い。
 3月の相談は4件だったが、今月に入って急増し、10日までに41件も寄せられた。前橋、伊勢崎両市だけで26件と半数以上を占めている。受取人に女性が多いのが特徴で、実際に連絡した県内の女性は裁判取り下げ名目で約50万円を請求されたという。問い合わせは同センター(027・226・2281)へ。【伊澤拓也】

4月12日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080412-00000059-mailo-l10