2008年04月11日(金) 16時37分

「準強姦」運転手に無罪判決（産経新聞）

　酒に酔って抵抗できない女性客に乱暴したとして、準強姦（ごうかん）罪に問われたタクシー運転手の男性（３６）＝大阪府東大阪市＝の判決公判が１１日、大阪地裁であり、宮崎英一裁判長（横田信之裁判長代読）は「女性が性行為に同意したと男性が誤信した疑いを払拭（ふっしょく）できない」として、無罪（求刑・懲役５年）を言い渡した。

　男性は平成１８年９月２３日未明、女性＝当時（２２）＝を大阪市中央区で客として乗せ、同市東淀川区の女性の自宅マンションまで送った後、室内に連れ込み、酔っていた女性に乱暴したとして同年１０月に起訴された。

　男性は公判で「同意の上での行為だった」と無罪を主張。判決は、女性が抵抗できないほど酔っておらず、性行為後に携帯電話の番号を教えていることなどを指摘し「暴行や脅迫を伴った行為とはいえない」と判断した。

【関連記事】
・ 藤井俊郎裁判長はこんな人　痴漢否定の無罪判決も　鈴香被告に無期懲役判決
・ わいせつで逮捕、１年半拘置の男性に無罪判決
・ 巨乳が証拠！　タレントに逆転無罪
・ 「兄殺害し放火」　妹の無罪確定　福岡
・ 拘留１３００日、「無罪」言い渡しに嗚咽　無罪判決の片岸被告

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080411-00000116-san-soci