2008年04月10日(木) 01時01分
与党が過半数確保=政権安定に一歩−韓国総選挙(時事通信)
【ソウル10日時事】韓国総選挙(定数299)は9日投開票され、保守系与党ハンナラ党(現有112)が過半数を獲得する見通しだ。李明博政権は少数与党体制を脱し、政権安定への基礎を固めた。ただ、過半数を大きく上回る議席獲得はできず、李大統領の最側近も落選。今後、党内の実力者、朴槿恵前代表との協力体制構築が重要課題となる。
革新系の最大野党統合民主党(同136)は目標としていた100議席を大幅に下回る約80議席。孫鶴圭代表、鄭東泳元統一相ら大物が落選し、盧武鉉前大統領のマイナスイメージを転換できない革新勢力の退潮が改めて鮮明となった。
総選挙は小選挙区245議席と比例代表54議席をめぐり行われた。開票作業はなお続行中だが、KBSテレビなどの予測では、ハンナラ党は小選挙区で約130議席、比例代表は予想を下回り22議席程度にとどまりそうだ。また、李大統領にとり、最側近の李在五氏らの落選は大きな痛手となった。
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