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2008年04月09日(水) 18時54分

ガソリン値下げ 全国平均は25円ではなく「21.7円」産経新聞

 揮発油税(ガソリン税)の暫定税率期限切れに伴うガソリン値下げが、全国的に浸透した。石油情報センターが9日発表した石油製品の価格動向調査(7日時点)によれば、レギュラーガソリンの全国平均店頭価格は1リットルあたり131.2円となった。暫定税率期限切れ前の3月31日に比べ21.7円安となったほか、期限切れ後の1日に比べ11.0円、3日に比べ3.1円値下がりした。高い税率の在庫一巡を受け、全国的に値下げの動きが広がったため。ただ、原油高が継続する中、一層の値下がりは期待しにくく、当面は価格の横ばいが予想されている。

 レギュラーガソリン価格が135円を下回るのは平成19年5月1日(134円)以来約11カ月ぶり。

 ガソリンは出荷時に課税される「蔵出し税」のため、3月の在庫があるうちは値下げが難しかったが、在庫一掃などで「値下げに踏み切るガソリンスタンド(GS)が相次いだ」(石油情報センター)という。

 地域別の値下がり幅は、31日時点に比べ、北海道23.7円、東北22.5円、関東20.8円、中部21.9円、近畿21.5円、中国22.1円、四国23.9円、九州20.9円、沖縄19.2円だった。

 1リットルあたり約25円のガソリン税上乗せ分はなくなったが、新日本石油や昭和シェル石油など石油元売り各社は、原油高で4月出荷分の卸価格を1リットルあたり3〜5円値上げしたため、全国の値下げ幅は19〜23円にとどまった。

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