2008年04月08日(火) 17時01分
結婚相手紹介サービス:契約巡りトラブル相次ぐ 昨年度、35件の苦情や相談 /兵庫(毎日新聞)
「会員の中からコンピューターで最適な人を見つけます」といったうたい文句で会員を募る「結婚相手紹介サービス」の契約を巡るトラブルが相次いでいる。神戸市生活情報センターによると、昨年度は35件の苦情や相談が寄せられ、契約しても見合い相手を紹介しないなど、悪質なものが増えているといい、注意を呼びかけている。
センターによると、結婚相手紹介サービスに関しては、04年に特定商取引法の対象になった。このため、途中解約などが可能になり、相談件数は06年度は38件、昨年度は35件と横ばいの状態という。ところが、契約の金額が高額になる一方、相手を紹介しないなど悪質な内容が増えている。昨年度の相談者は、女性が過半数を占めた。世代別では30〜40歳代の男女が半数以上となった。
内容では、30歳代の女性は30万円を支払って紹介を受ける契約を結んだ。業者からは月2回相手を紹介すると説明されたが、「相手に確認中」などの理由で8カ月の間1人も紹介されないケースもあった。
センターによると、どのようなサービス内容か、料金体系なども含め契約書で確認することが重要としている。また、センターは途中解約も可能と呼びかけており「そもそも相手との相性など不確実な要素が大きいサービス。宣伝文句をうのみにせず、契約には冷静になってほしい」としている。
問い合わせは同センター(078・371・1221)へ。【内田幸一】
〔神戸版〕
4月8日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080408-00000232-mailo-l28