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2008年04月08日(火) 23時02分

世界全体の損失、97兆円=金融・信用危機で推計−IMF時事通信

 【ワシントン8日時事】国際通貨基金(IMF)は8日、半期に1度の世界金融安定性報告(GFSR)を公表した。この中で、米国の低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローンに端を発した金融・信用危機により、世界全体で銀行などが9450億ドル(約97兆円)の損失を計上する恐れがあると推計している。
 IMFによれば、今回のサブプライム危機はドル換算の損失額で比較すると「1990年代の日本の銀行(不良債権)危機とほぼ同じ規模」という。昨年10月の前回報告ではサブプライム関連損失は2400億ドル(約25兆円)だったが、住宅不況の悪化に加え、今回から商業不動産担保融資なども含めたため、損失額が大きく膨らんだ。 

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