牛丼チェーン店「すき家」で働く仙台市のアルバイト3人が8日、時間外などの賃金計約31万円を支払わないのは労働基準法違反として、経営する外食大手「ゼンショー」(東京)を刑事告訴した。仙台労働基準監督署は受理した。
うち1人の女性は一時期、店長をしており「名ばかりの管理職としていいように利用された」と主張。開店の手伝いなど担当外の店舗で勤務する際は時間外を含めて給与が支払われず、4カ月分で173時間、約14万円に上るという。
さらに3人の時間外分として、2005年12月から06年9月にかけて発生した休日や1日8時間を超える労働時間などの割り増し賃金などが支払われていないとしている。
ゼンショー広報室は「この件に関しては係争中ということもあり、コメントを控えたい」としている。