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2008年04月05日(土) 11時53分

<中国製Tシャツ>有害物質を検出 6000枚回収毎日新聞

 大阪市住之江区の衣類販売店「スターベイションズ」で売られた中国製の乳幼児用Tシャツから、基準値の6倍の有害物質「ホルムアルデヒド」が検出され、子どもの体に湿疹(しっしん)が出るなどの被害が出ていることが分かった。大阪市保健所は4日、Tシャツを販売した「コージィコーポレーション」(大阪市中央区)に販売中止を指示した。同社は、関東や関西など全国37カ所の店頭で販売したTシャツ約6000枚の自主回収を始め、念のために乳幼児向けの衣類全商品約10万点も店頭から引き揚げて検査している。

 兵庫県尼崎市保健所などの調査でTシャツ「ENJOY Tシャツ」(全6色)の黄色からホルムアルデヒドが検出された。また、別の種類のTシャツ「DMロンT」を着た尼崎市の女児(9カ月)が体に湿疹が出るなど、4日までに尼崎市や大阪府枚方市などの店で販売されたTシャツで、計3件の被害が同社に報告された。

 Tシャツは中国・青島市の工場で製造され、商社を通じて同社が購入し、国内で販売。文字などの柄を印刷するインクに含まれるホルムアルデヒドが残留していたとみられる。ホルムアルデヒドは、水に溶け、水洗いで取り除けるという。

 同社は「大変申し訳ないことをした。中国から出荷する際に検査しているが、今後は包装して販売するなど、管理体制を見直したい」と話している。問い合わせは同社(0120・70・2392)へ。【根本毅】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080405-00000034-mai-soci