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2008年04月05日(土) 19時04分

市販除草剤が混入か へルシア緑茶から成分検出中国新聞

 花王の特定保健用食品の健康飲料「へルシア緑茶」を飲んだ男性が一時下痢症状を訴え、緑茶から除草剤成分が検出された事件で、混入していたのは市販されている除草剤の成分「グリホサートイソプロピルアミン塩」である可能性が高いことが五日、分かった。

 関係者によると、体調が悪くなった東京都練馬区の会社役員の男性(43)から連絡を受けた花王が緑茶の分析検査をした結果、グリホサートイソプロピルアミン塩との一致率が約80%であると確認されたという。

 この成分を含む除草剤は広く市販されており、公園や運動場などの雑草除去にも使われる。中毒になると、吐き気、下痢、発熱などの症状が出るという。

 警視庁捜査一課と石神井署は威力業務妨害の疑いもあるとみて捜査。緑茶の提出を受け詳しく鑑定するとともに、スーパーの防犯ビデオを解析するなど混入した経緯を調べている。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200804050293.html