2008年04月04日(金) 16時22分
「骨太に一般財源化」 首相、必要に応じ閣議決定も ガソリン税(産経新聞)
福田康夫首相は4日午前の参院本会議で、平成21年度から道路特定財源を一般財源化するとした提案について「(6月ごろ策定する政府の経済財政運営方針である)『骨太2008』に一般財源化についても盛り込むことを検討する」と表明。さらに「閣議決定も与野党協議を行った上で必要に応じて行う。速やかに協議することが大事だ」と述べ、民主党に協議に応じるよう求めた。
参院は同日の本会議で、今国会最大の焦点となっている揮発油(ガソリン)税の暫定税率維持を含む歳入関連法案の趣旨説明と質疑を行い、審議をスタートさせた。歳入法案は2月29日に衆院通過したが、民主党の反発で約1カ月にわたり審議入りできず、4月1日から揮発油税の暫定税率は失効した。首相は「議長斡旋(あっせん)にもかかわらず参院で1カ月間1度も審議されず年度末を迎え、誠に残念だ」と民主党の対応を批判した。
政府・与党は参院が採決しない場合でも、憲法59条の「みなし否決」規定に基づき29日以降、衆院で再議決する方針だ。
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