海外では最大となる日本映画祭「ニッポン・コネクション」が2日、独フランクフルトで開幕した。6日までの会期中に短編やデジタルフィルムも含め、ドキュメンタリーからアニメに至る幅広いジャンルの約150本が上映される。
今回の映画祭の目玉は、日本で上映中止の映画館が相次いだ靖国神社をめぐるドキュメンタリー映画「靖国」など政治問題を正面から扱った作品だ。
小泉純一郎元首相が首相当時に行った靖国神社参拝は独メディアでも取り上げられたが、一般のドイツ人にはなじみがない。映画祭事務局では「『靖国』は分かりにくい問題をさまざまな側面から説明している」と指摘している。
このほか、「あさま山荘事件」を扱った「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」も上映される。(時事)