靖国神社をテーマにした日中合作のドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」の上映中止問題で、大阪市淀川区の映画館「第七芸術劇場」が、当初の予定通り5月10日から上映することを決めた。
一般に公開されるのは全国初となる見通しで、同館では「警察などと連携して、安全面に留意した上で上映したい」としている。
映画の宣伝を担当するアルゴ・ピクチャーズによると、この映画については全国18館が上映を予定していたが3月末、東京の4館と大阪1館がトラブルなどを警戒して公開中止を決定。
残りの13館については第七芸術劇場のほか、名古屋シネマテーク(名古屋市)が5月3日の公開予定を延期して上映を決めているほか、サロンシネマ(広島市)が6月、京都シネマ(京都市)が8月などと、今のところ当初の予定通り上映する見込み。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080403-OYT1T00346.htm