NHKは3日、地球温暖化防止のための省エネ対策として、教育テレビとラジオ第2放送の深夜帯の放送休止時間を拡大することを検討すると発表した。福地茂雄会長は同日の会見で「私の持論としては、深夜の教育テレビはもっと止めてもいい」と述べた。
NHKが05年度のデータを独自にまとめたところ、NHK放送センター(東京・渋谷)の温室効果ガス排出量が、工場などを除く都内の事業所で上位だったという。特に放送機材を冷やす空調の電力が多くを占めていることから、福地会長は「(休止拡大まで)やっていかないといけない」と理由を話した。
教育テレビの現在の放送休止時間は、午前2時台から同5時。ラジオ第2放送は同1時ごろから同6時まで。深夜放送の休止を巡っては先月、自民党総務会で「環境対策としてテレビの深夜放送を自粛したらどうか」との意見が出ていた。 アサヒ・コムトップへ
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