2008年04月03日(木) 13時58分
最高検が「取り調べ適正化」方策…接見などの配慮義務明記(読売新聞)
最高検は3日、不適切な取り調べの防止を目的とした「取り調べ適正化」の方策を公表した。これまで個々の検察官の裁量に任せていた容疑者と弁護人の接見(面会)や取り調べの時間帯などについて、具体的な配慮義務を初めて明文化する一方、取り調べに対する苦情には組織的に対応する方針も示した。今月中に全国8高検と各地検に通達し、徹底を図る。
最高検の方策はまず、取り調べ中の容疑者と弁護人の接見について、〈1〉容疑者が希望した場合は直ちに弁護人に連絡する〈2〉弁護人から申し出があった場合はできる限り早期に接見させ、遅くとも食事や休息の際には面会させる〈3〉接見の申し出と対応を記録する−−ことを義務づけた。弁護人との接見を不当に制限しないことで取り調べの透明性を高めようというものだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080403-00000022-yom-soci