2008年04月01日(火) 17時31分
裁判員、60%が参加意向=37%「義務でも嫌」−地域的ばらつきも・最高裁調査(時事通信)
2009年5月までに始まる裁判員制度について、60.3%の人が参加の意向を示したことが1日、最高裁が公表した「裁判員制度に関する意識調査」で分かった。「参加したい」と「参加してもよい」が計15.5%、「義務なら参加せざるを得ない」が44.8%だった。一方、37.6%が「義務でも参加したくない」と回答した。
調査は1〜2月、50カ所の地裁管内ごとに210人、全国で計1万500人の成人を訪問面接して実施した。
最も参加意向が高かったのは千葉県の74.3%。香川県66.7%、神奈川県65.7%、東京都65.2%と続いた。義務でも参加したくないとの回答は山形(53.3%)、秋田(51%)両県で5割を超えた。参加意欲は都市部で高く、東北、北海道で低い傾向となり、最高裁は今後、地域的なばらつきの背景を分析する。
【関連記事】
「取り組み不十分」29カ所=裁判員制度、弁護士会次期会長アンケート
【関連記事】
裁判員制度、映画でPR=第3弾「審理」完成-最高裁
【関連記事】
連日開廷、3日で判決=無罪主張の強盗致傷-東京地裁
【関連記事】
取り調べ録画、原則実施へ=裁判員対象の全事件-来月から全国で・最高検
【関連記事】
取り調べ録音・録画試行へ=来年度、警視庁などで-全国に拡大し成果検証・警察庁
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080401-00000095-jij-soci