2008年03月27日(木) 19時51分
一橋大など4校が「不適合」 法科大学院認証評価(産経新聞)
法科大学院の認証評価機関の1つ「大学評価・学位授与機構」は27日、一橋大▽北大▽千葉大▽香川大・愛媛大連合−の4法科大学院を「不適合」と認定した。26日にも別の評価機関から愛知大が「不適合」と認定されており、認証評価が発表された24校のうち、「不適合」は5校に上った。
同機構によると、一橋大は一部の科目で受講の学生数が80人を超え、基準を上回っていた。最も多い科目では100人が受講していた。北大は、原則として法律学の知識を問わないはずの3年コースの入学者選抜で、受験生の法律知識の有無を考慮していた。
千葉大の場合は、正規の授業とは別に開かれた特別講義の成績を評価に反映していた点が、香川大・愛媛大連合は一部の授業科目で、担当教員の業績がその科目と適合していなかった点が、それぞれ問題とされた。
法科大学院は5年に1回、認証評価を受けることが義務づけられている。「不適合」と認定された場合、文部科学省が学校側に資料提出などを求め、法令違反がないかを調査。違反があると判断した場合は改善を指導する。
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