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2008年03月27日(木) 11時07分

ブログの40%を占めるアダルトなどのスパムブログを自動判別、ニフティ研究所が開発nikkei TRENDYnet

 ニフティは3月26日、同社内のニフティ研究所がインターネット上のスパムブログを自動的に判別できるフィルタリング技術を開発したと発表した。

 ニフティはスパムブログについて、アフィリエイトで広告収入を得たり、特定のサイトへの誘導などを目的として生成されるブログと定義。これらはコンテンツとして無意味で、また各種検索サービスからもアクセスされており、一般のユーザーにとっても迷惑な存在となっている。ニフティ研究所が2007年10月—2008年2月の期間、毎月約10万件の国内ブログをサンプリングして調査を行ったところ、5カ月間の平均で約40%がスパムブログだったという。

 ニフティではスパムブログを「自動生成系」と「アダルト系」の2種類に大別。自動生成系では、ブログやニュース記事から自動的に引用を取得する「引用スパム」、商品写真とアフィリエイトリンクを大量に自動掲載する「アフィリエイトスパム」、文節を組み合わせて意味のない文章を作る「ワードサラダ」、同一記事を複数のブログに機械的に大量投稿する「自動マルチポスト」の4つに分類した。またアダルト系は、「わいせつ記事」、出会い系サイトを運営したりサイトに誘導したりする「出会い系」「ワンクリック詐欺」に分類した。

 こうしたスパムブログの特性を複数のフィルタリング技術を組み合わせることで自動判別し、特性に合わせた最適なフィルタリングができるようにした。開発した技術は、同研究所が提供するブログ評判分析サービス「BuzzPulse」とそのオンラインサービス「BuzzSeeQer」に搭載していく予定。今後、より精度の高いブログ評判分析サービスを提供していくとしている。

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