2008年03月22日(土) 11時01分
土浦の殺人:捜査本部、容疑で24歳男を指名手配 /茨城(毎日新聞)
◇自宅に血の着いた衣類
土浦市中村南5の無職、三浦芳一さん(72)が刺殺された事件で、土浦署捜査本部は21日、同市中村東3、無職、金川(かながわ)真大(まさひろ)容疑者(24)を殺人容疑で全国に指名手配した。金川容疑者は事件当日から姿を消しているが、捜査本部は金川容疑者宅から三浦さんと同じB型の血液が付着した衣類を発見した。【山本将克、清野崇宏、原田啓之、山崎理絵】
調べでは、金川容疑者は19日午前9時過ぎ、三浦さん自宅の玄関前で、三浦さんの首を刃物で刺して失血死させた疑い。
捜査本部は、現場に乗り捨てられていたマウンテンバイクに注目。防犯登録から割り出した金川容疑者の自宅を捜索した。金川容疑者は自宅に携帯電話や通帳を残している。
事件の数日前、自分の口座から現金を10万円単位で引き出していた。
金川容疑者は身長約170センチのやせ形という。情報提供は捜査本部のフリーダイヤル0120・240・175。
三浦さん方から東に1キロの距離に金川容疑者の自宅がある。
金川容疑者は地元の高校を卒業後、近所のコンビニでアルバイトをしていたこともあったが、今年1月に店を辞めてからは自宅に閉じこもりがちでゲームに熱中していたという。
自宅では両親、妹弟と同居している。近所の人たちは「物静かな人」「無口な人」と話している。事件現場に残されていたマウンテンバイクに乗って出掛ける姿は何人かに目撃されていた。
なぜ金川容疑者が三浦さんに凶行に及んだのか。両者の接点は明らかになっていない。
3月22日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080322-00000009-mailo-l08