捜査の在り方を検討してきた自民党と公明党のプロジェクトチームは14日、警察の捜査で取り調べの一部録音・録画(可視化)を試行するよう求める提言をまとめた。公明党の提言では2008年度中の実施を求めており、警察庁は提言を受け、録音・録画実施の本格検討に着手する。
現在、検察庁が一部の事件で録音・録画を部分的に実施しているが、警察庁は慎重な姿勢を示してきた。
公明党のプロジェクトチームは検察庁にも録音・録画を拡大するよう求めており、近く党として、鳩山邦夫法相や警察庁の吉村博人長官に申し入れる。
公明党プロジェクトチームの大口善徳座長は記者会見で「警察庁も前向きに検討しており、実施されると考えている」と表明。警察庁の米田壮刑事局長は「重く受け止め真摯に検討する」と述べた。