児童・生徒のひぼう・中傷が書き込まれるケースがある「学校裏サイト」と呼ばれるインターネット上の掲示板が、全国で少なくとも3万8000件に上ることが14日、文部科学省による初めての調査で判明した。東京都内で同日午後開かれる有害情報に関するフォーラムで公表される。
九州地方を対象とした分は未集計で、最終的なサイト数はさらに増える見通し。同省は調査に当たり件数を1万5000〜2万程度とみていたため、「予想以上に多い」(青少年課)と分析している。
調査に当たっては、学校管理者が開いた公式サイトとは別に、中高生が学校の話題などを書き込むことを想定した公開型の掲示板などを「学校裏サイト」と定義。民間に委託し、ポータルサイトから検索するなどして調べた。
学校裏サイトは「ネットいじめ」の温床とも指摘され、学校現場でも問題視する声が高まっている。同省のいじめ調査では、ブログや掲示板でひぼう・中傷を受けた例や、顔写真とアダルト画像を組み合わせたものを勝手に掲載されたケースもあった。(時事) アサヒ・コムトップへ
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