2008年03月13日(木) 20時21分
「接続料、割高通話料知らせず」 ダイヤル104に排除命令(産経新聞)
「104」で案内された番号にそのまま電話がつながるサービス「ダイヤル104」を利用した場合、接続手数料がかかったり、通話料が割高になることがテレビコマーシャル(CM)などで知らされていないのは、景品表示法違反(有利誤認)にあたるとして、公正取引委員会は13日、NTT東日本(東京都新宿区)とNTT西日本(大阪市中央区)に排除命令を出した。公取委が通信業界のサービスに排除命令を出すのは初めて。
公取委によると、2は昨年7月から始めた同サービスについて、全国のテレビCMで「ダイヤル104。そのままおつなぎします」などと宣伝したほか、新聞や雑誌広告でも「かけ直していただくことなく、そのままおつなぎします」などと掲載した。
同サービスを利用すると、104の番号案内料とは別に31・5円の接続料がかかるうえ、通常は同一区間内で3分当たり8・925円の通話料が、同10・5円になるなど割高になっていた。
しかし、昨年7月のCMではこれらの料金に関する記載や説明がまったくなかった。また、昨年10月のCMや広告では「番号案内料のほかに、接続手数料と通話料がかかります」と記載したが、文字が小さかった。
同サービスは今年1月末までに、538万件の利用あったという。
2社は「適切な対策を徹底し、一層のサービス向上に努める」とのコメントを出した。
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