2008年03月10日(月) 02時31分
<新銀行東京>減資行えば、637億円の新たな臨時負担も(毎日新聞)
東京都が出資している新銀行東京は、多額の累積赤字を解消するために減資を検討しており、その場合、都に08年度内に最大で637億円の新たな臨時負担が生じる可能性があることが分かった。
新銀行は2月に再建計画を発表した際、資本金1187億円の減資を検討する考えを示している。減資の規模や手法は未定だ。都財務局によると、都は1000億円を出資しているが、このうち700億円を都債で調達している。仮に銀行から全額減資を求められ了承した場合、都債700億円を一括して繰り上げ償還するか、同額を減債基金に積み立てなければならない。
都債は07年度から30年かけて償還する計画で、都は08年度までに63億円分を減債基金に積み立てる方針。全額減資が決まれば、残りの637億円分についても08年度中の負担が生じることになる。【木村健二】
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