2008年03月10日(月) 15時14分
航空機テロ未遂、容疑者は少女 ガソリンで爆破図る?(サーチナ・中国情報局)
中国広東省の現地紙・南方都市報によると、7日午前、中国新疆ウイグル自治区ウルムチ発北京行きの中国南方航空機内で起きたとされるテロ未遂事件で、同紙は10日、関係者の話として、容疑者は少数民族のウイグル族の少女らだったと報じた。
同紙によると、同機が7日午前10時35分ごろ、ウルムチ空港を離陸後、女性客室乗務員が、乗客のウイグル族の少女からガソリンの臭いがすることに気付き、他の乗務員と協力して取り押さえた。同機は12時40分ごろ、甘粛省蘭州空港に緊急着陸した。少女は18、9歳で、容疑者は少なくともさらに1人いるみられる。
航空行政を担当する国家民航総局も事実を認め、内部の緊急通達で、少女らはトイレでガソリンに火を付け、同機を爆破しようとする直前、乗務員に見付かったと伝えた。また、通達は、ウルムチ空港の安全検査体制に重大な欠陥があったと厳しく指摘した。
新疆ウイグル自治区トップの王楽泉・同区共産党委員会書記は、北京で開催中の全国人民代表大会の新疆自治区代表団会議で、容疑者はウイグル族であると明言。「新疆の独立派など少数の者が、あらゆる手段で北京五輪の破壊を目論んでいる。しかし、彼らの力は限られている」と述べた。(写真は、礼拝中のウイグル族の市民ら)(編集担当:井上雄介)
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