8日午後10時ごろ、愛知県豊橋市馬見塚町の無職白井武さん(64)が自宅のベッドで仰向けになって死亡しているのが見つかり、9日実施した司法解剖の結果、脳挫傷のほか、肋骨(ろっこつ)骨折、肝臓破裂などの多発外傷により死亡したことがわかった。豊橋署は、白井さんが事件に巻き込まれた可能性が高いとみて、発見時に隣室で寝ていて、119番通報した男性(59)ら複数の知人から事情を聴いている。
調べでは、白井さんは一人暮らし。自宅は平屋で、争った形跡などはなかったという。署員が駆けつけた際、通報した知人男性は酒に酔った状態で寝ていた。知人男性は「白井さんから一人暮らしなので寂しいと言われ、遊びに来た」と話しているという。
近くに住む白井さんの義理の姉(73)によると、白井さんの顔には、ほおのあたりに赤い斑点のようなものができ、目の周りは紫色に変色していたという。白井さんは精肉関係の会社に勤めていたが、20年ほど前に退職。その後、建築関係のアルバイトなどを転々としていたという。義姉は「体は丈夫だったし、まさかとびっくりしている」と話した。 アサヒ・コムトップへ
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