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2008年03月08日(土) 06時05分

コーヒー飲む人は糖尿病になりにくい? 九大が調査に朝日新聞

 糖尿病になりにくくなるとされるコーヒーの「効能」が本物かどうか、九州大の研究グループが近く調査に乗り出す。糖尿病予備軍のちょっとメタボな人に1日5杯のコーヒーを約4カ月間飲み続けてもらい、血液中の血糖値の変化を調べる。条件に当てはまる調査参加者を募っている。

 調査するのは九大医学部の古野純典(この・すみのり)教授(予防医学)ら。コーヒーを飲むと血糖値を正常に保つインスリンの働きが活発になるという日欧米の研究結果が02年ごろから相次いで発表され、生活習慣が主原因とされる2型糖尿病の予防に役立つといわれる。だが、過去の研究は、実際にコーヒーを飲んで効果を調べる期間が最長1カ月ほどで信頼性に欠けるため、コーヒーメーカーの協力を得て本格的な検証をすることにした。

 調査は参加者60人を3グループに分けて実施。それぞれ「カフェイン入りコーヒー」「カフェイン抜きコーヒー」「水」を16週間飲み続けてもらう。メーカーで作る全日本コーヒー協会は「コーヒーが健康に良いことを知ってもらうきっかけになれば」と期待する。

 参加条件は(1)40〜64歳の男性(2)体重(キロ)を身長(メートル)の2乗で割った値が25〜30の肥満気味であること(3)コーヒーを飲む習慣がないこと——など。コーヒーや水は九大が用意し、謝礼金も支払う。問い合わせは古野教授(平日午前10時〜午後5時、092・642・6114)へ。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/life/update/0308/SEB200803070012.html