日本鯨類研究所の調査捕鯨の船が今年3度にわたって南極海で米国の反捕鯨団体「シー・シェパード」の妨害工作を受けた問題で、船を航行している共同船舶(東京)は5日、1月に活動家2人が捕獲調査船「第2勇新丸」に乗り込んだ事件で、艦船侵入や威力業務妨害の疑いで海上保安庁に刑事告訴する方針を固めた。
シー・シェパードは1月15日に、悪臭を放つ液体入りの瓶などを第2勇新丸に投げ込んだうえで、豪州人(28)と英国人(35)の活動家2人が制止を無視して、日本国籍の船に乗り込んだ。2人は名前や国籍を明かしており、人物が特定されている。海保は今月3日に調査母船・日新丸に瓶や白い粉を投げつけ、海上保安官ら3人が負傷した事件でも人物の特定を進める方針。 アサヒ・コムトップへ
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