秋田県能代市の能代商工会議所が、領収書を偽造するなどして国や県から受けた補助金を返還せず、02〜06年度で計2700万円以上を不正に受給していたことがわかった。同商議所が内部調査し、県に報告した。
県産業経済政策課などによると、能代商議所は02〜03年度の土産品開発事業で、経済産業省と市から計525万円の補助金を受給。実際にはほとんど使わなかったのに会場費領収書などを偽造して使ったことにし、515万円を不正受給した。
これが今年1月に発覚。同商議所のその後の内部調査によって、02〜06年度に商店街の活性化事業費などでも約2200万円の不正受給が見つかった。実際には車で出張したのに電車代を請求したり、事業の補助員の人件費を二重計上したりしたという。県は商議所の事務局ぐるみの不正と見て、補助金の返還などを求めていく方針。 アサヒ・コムトップへ
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