2008年03月01日(土) 16時59分

共犯容疑の男も逮捕　田辺市龍神村の死体遺棄（和歌山）（紀伊民報）

　田辺市龍神村甲斐ノ川での死体遺棄事件で、県警捜査1課と和歌山東署は2月29日、死体を隠すよう指示したとして、住所不定無職の暴力団組員中村真司容疑者（43）＝大阪刑務所で服役中＝を死体遺棄の共犯の疑いで逮捕した。中村容疑者は否認しているという。
　中村容疑者は2005年6月ごろ、紀の川市貴志川町岸小野の運転手原田和彦容疑者（40）＝死体遺棄容疑で逮捕＝と共謀し、和歌山市湊、職業不詳中村雄二さん（当時31）とみられる遺体を龍神村甲斐ノ川の資材置き場に埋めた疑い。
　3人は以前から交友関係があり、原田容疑者は調べに対し「中村容疑者に『死体を捨ててこい』と指示された」といい、1人で紀の川市内からトラックで田辺市龍神村甲斐ノ川に運び、埋めたという。さらに「2人で中村さんを殴った」などと供述しており、県警捜査1課は殺人容疑でも調べている。
　県警によると、中村容疑者の母親と中村さんは06年末に養子縁組をしており、2人は義兄弟の関係にあるという。

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