2008年02月29日(金) 11時24分
<三浦元社長>私選弁護人を選任 ロス移送は拒否へ(毎日新聞)
【サイパン宮川裕章】81年のロス銃撃事件を巡り、サイパン島(米国自治領)で身柄を拘束されている元輸入販売会社社長、三浦和義容疑者(60)が、私選弁護人を選任したことが29日分かった。検察当局は元社長をロサンゼルスに移送するよう求めているが、元社長は拒否するとみられ、来月3日から裁判所で強制的な移送を命じるかどうかの手続きが始まる見通し。
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弁護人に選任されたのは、現地のブルース・バーライン弁護士とマーク・ハンソン弁護士。三浦元社長が現地の日本人通訳を通じて選任したという。
2人は29日朝から三浦元社長と約1時間接見、今後の対応を協議した。接見終了後、2人は収容施設前で報道陣に「今日から私たちが事件を担当する。(移送に応じるかどうかは)ノーコメント」と語った。三浦元社長は「収入がない」として公選弁護人の選任を希望していたが、裁判所に退けられていた。
裁判所は来月3日に移送を巡る手続きを元社長側に説明し、今後の審理日程を決めるとみられる。元社長は弁護人選任を巡る27日の審理で「自分は逃亡などしていない」と主張しており、移送には応じないとみられる。
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